
さまざまな研究発表を見ると、認知症の予防のためには、ウォーキングなどの低強度の運動が最適であるという報告が多くなされています。
しかし、加齢とともに歩行能力は衰えていき、また膝などに障害を覚える人も少なくありません。
その結果、車椅子が必要となり、歩く機会が減ってしまうため、さらに認知症が進んでしまう可能性が高くなります。
しかし、そういった方々であっても、ノルディック・ウォークであれば、歩くことは可能です。
さらに、単にウォーキングする以上の負荷を自然に受けるので、全身の有酸素西運動としてウォーキングより効果が期待できます。実際、これまで認知症を患ってらっしゃる高齢者の方にノルディック・ウォークをしてもらったことがあります。
認知症の人は、昔のことはよく覚えているけれど、最近のことは、すぐに忘れてしまうはずなのに、ノルディック・ウォークをしたことは忘れなかったということありました。
これは、歩くという行為が、人間に本来、備わっているものであり、それを自然にノルディック・ウォークが蘇らせたから、忘れなかったのだと推測できます。
こうした経験を踏まえて、本来は子ども時代にノルディック・ウォークを経験させて、身体が大きくなったり出来上がる前に正しい姿勢や歩き方を覚えておいてもらうことの大切さにも気が付きました。
子ども時代に身体で覚えたことは、いくつになっても忘れません。
ですから、100歳になっても歩くことができるようになるためにも、子ども時代に、是非、ノルディック・ウォークを体験してもらえたらと思います。
薬以外に認知症の予防や改善に希望を持たせるものとして、心身のリハビリテーションを実現するノルディック・ウォークに、是非、チャレンジしてみてください。

西宮生涯学習大学(2011/1/28)
(詳しい問い合わせ先:一般社団法人ウエルネスネットワーク、TEL:078-855-6359)