
ノルディック・ウォークは両手にストックを持つことで、歩行時には3点支持、4足歩行となり、身体の約90%を使うことになる、ほぼ全身運動です。
そのため、諸費するカロリーも多いのですが、逆に、腰や膝、足首、関節など両足にかかる負担を大幅に減らすことができることから、体感的には楽に感じられます。
こうしたことから、例えば、高齢者や術後の病人などの衰えた筋肉を向上させるためのリハビリテーションに有効なのですが、さらに3点支持ということから、病床から離床した際の安全確保や転倒予防にも有効です。
そのため、リハビリテーション医療や介護現場で活用されるところが増えています。
その有効性を具体的に、説明すると次のようになります。
可動関節上にストックが通るということは、床反力の上に関節が位置するようになることになり、自然に、その分の関節トルクは小さくなります。
さらに、ストックを使うため、股関節・膝関節・足関節などのかかる加重は少なくなって歩くことを補助するようになります。
ちなみに、歩行とは新しい支持基底面を探して、そこに重心を移動することです。人間には、自然にそれを円滑に行う機構が存在しています。
しかし、筋力が弱ったりしている状態では、重心を移動させることが十分にできなくなります。ところがノルディック・ウォークでは、両手にストックを持っていますから、その機構を補助することができます。
その結果、自分のイメージに近い状態で歩くことが、再び可能となるわけです。