
■肺炎
一般の人にもよく知られている呼吸器系の病気の1つに「肺炎」があります。
一般的に肺に炎症が起きる病気のことをまとめて「肺炎」と呼んでいます。
なお現在、肺炎は日本における原因別死亡率の4位になっていて、特に65歳以上の高齢者に関して言えば、最大の原因となっています。
肺炎は、主に細菌やウイルスなどの病原微生物により肺が侵されることで発症する病気であり、大きく感染性の肺炎と非感染性の肺炎に分けられます。
しかし実際には、大多数は感染性肺炎です。なお感染性を引き起こす病原菌としては、ブドウ球菌や肺炎球菌、インフルエンザ菌などの細菌をはじめ、インフルエンザウイルス、アデノウイルスといったウイルスや細菌とウイルスの中間形態のマイコプラズマ、そしてカビ(真菌)の4種類があります。
肺炎になった時の主な症状としては、発熱や全身倦怠感(けんたいかん)、食欲不振、脱水症状などの全身症状に加えて、咳や痰、胸痛、ゼーゼー(喘鳴)といった症状を伴う呼吸困難などの呼吸器症状が見られるようになります。
また、さらに重症になると、呼吸困難が進み、皮膚や粘膜が青色になる「チアノーゼ」と呼ばれる症状が見られるようになり、さらに悪化すると、意識障害が起こる場合もあります。
ちなみに、少し前に話題になったSARS(重症急性呼吸器症候群)も間質性肺炎を引き起こします。
なお治療は、基本的に安静と保温、水分補給を中心に、症状によって、それを緩和させる投薬などで行います。