基本的には高齢者の場合でも、手術を行ないますが、全身麻酔をする、手術すること自体が原因で命の危険が大きくなると判断した場合などには、やむなく保存療法を選択することがあります。
これらの合併症を避けるには手術を行なうことが基本となります。 そして術後には、リハビリテーションを開始して機能の回復を図ります。
なお、一般に手術をしたとしても骨折後の歩行能力は、例えば、普通に歩いていた人なら杖が必要になったり、杖で歩いていた人は車いすになったりといったように、1ランク落ちると考えていただく方がいいでしょう。ただし、リハビリテーションの効果によって、それも大きく変わってきます。本人の意欲や痛みの程度、体力、合併症、痴呆の有無などのさまざまな要因が加わりますが、リハビリテーションはできるだけ早く、そして継続して行う必要があります。
福井智一氏
医療法人医誠会
医誠会病院
整形外科