
関節リウマチと診断するための検査は、次にあげるようにいろいろあります。
【血液検査】
●炎症反応
関節リウマチの炎症の強さの指標として、血液中に含まれる「C反応性たんぱく(CRP)」の含有量を測定します。CRPが陽性の場合には、全身性あるいは局所性に何らかの炎症が存在していることになります。
●免疫反応
関節リウマチでは、約80%の患者のリウマトイド因子(RF)が陽性となります。また、炎症が続いていると免疫に関係する蛋白(たんぱく)である免疫グロブリン値が高くなる場合もあります。
●貧血
関節リウマチの関節外症状の1つに「貧血」があります。一般に、赤血球数、ヘマトクリット(Ht)値、ヘモグロビン(Hb)値、血小板数が低い値を示します。
●抗CCP抗体
リウマトイド因子と同様に自己抗体の1つである「抗CCP抗体」はリウマトイド因子と異なり関節リウマチ以外の病気ではあまりみられず、関節リウマチでない場合、陰性である信頼度(特異度)が高いとされていますので、関節リウマチの診断に用いられています。
その他、X線検査(レントゲン検査)やMRI、関節エコー検査なども行い、臨床所見と合わせて関節リウマチと診断されれば薬物治療が開始されます。
かつては関節リウマチになると、寝たきりになってしまうことも少なくありませんでしたが、最近では薬物治療の進歩に加えて、外科治療やリハビリテーションの技術も進んでいますから、病気による症状が好転したり治ったりする寛解(かんかい)に向かう人も多く見られます。
希望を持って治療を受けてください。
(文:繁原稔弘)